長い三つ編みを「ねじ巻き」に例えるというのは、
かなりユニークな表現でした。
歪んだ家庭環境の中で、彼女自身は腰を優に超える長い髪を三つ編みにすることで、
自分の制御していたんですね。
たまたま隣の席になった男子生徒に、やたらと絡まれるようになり、
そして次第に彼女の気持ちもその男子生徒が好きになっていくのです。
ねじ巻き真野さん 齋藤けん 白泉社
他の男子生徒から告白されたところを、その彼に見られてしまい、
彼がよそよそしく去っていこうとする。
それを引き止めるために、髪を切ってもらうというのは、思い切った決断です。しかも「髪を切ってくれなければ丸坊主にして登校する」
なんて。